ゆうめい・池田亮(第68回岸田國士戯曲賞受賞)が作・演出・美術を手がけた『養生』は、2024年の初演(下北沢 ザ・スズナリ)でわずか4日間の上演ながら大きな反響を呼び、第32回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した話題作です。
ショッピングモールの夜勤現場を舞台に、時間と空間が交錯する中で、選択肢の少ない現代を生きる人々の姿を鋭くもユーモラスに描き出し、観客に深い余韻を残しました。
今回は、ゆうめい結成10周年を記念し、戯曲・演出・美術をさらに進化させた新たな代表作として、カンパニー初となる全国6都市ツアーを開催します。
ゆうめい10周年全国ツアー公演公式WEB
https://www.yu-mei.com/yo-jo2025【出演】本橋龍(ウンゲツィーファ)
黒澤多生(青年団)
丙次(ゆうめい)
<あらすじ>「もどらない。」
美大生の橋本(本橋 龍)と、大学生の阿部(丙次)はショッピングモールや百貨店の内装を行う夜勤バイトで出会った。正社員のことをネタに「卒業したら絶対ああならない」と陰で笑い合う。
数年後、二人はその夜勤の正社員になっていた。
阿部は家庭を持ち、辞めそうな新入社員の清水(黒澤多生)を教育する。作家を目指していた橋本は、著名作家となった同期が百貨店の人気ギャラリーで個展を開くことを知り、その広告設営を担う。
夕方から明け方の夜勤劇。
(上演時間:110分予定)